カモミール類  Chamomile  カミツレ  キク科 
甘い林檎のような匂いのするカモミールは古代エジプトから使われており太陽に捧げていたほど。カモミールはギリシャ語で「地上の林檎」という意味。カモミールには宿根性のローマンカモミール、一年生のジャーマンカモミール、花色が黄色のダイヤーズカモミールが代表種としてあり他にノンフラワーカモミールや八重咲きのタイプもある。
ローマンカモミール  Chamaemelum nobile (Anthemis nobilis) 
別名:ローマカミツレ   
英名:Chamomile、Roman_Chamomile、Common Chamomile、Perennial Chamomile、English Chamomile
性状:常緑多年草
原産地:西ヨーロッパ
特徴など:横に這う性質があり、芝生のように覆わせることもできる。種を蒔いてから一年目は花付も悪く株も小さいが2年目からはとても綺麗になります。草丈は30cmくらいまで伸びる。芝生状にするには花は咲かせないように茎が立ち上がってきたらマメに刈り込みをします。花は咲いて2〜3日したものを摘んでゆき陰干しをし、茎葉はできれば開花前に刈り取り陰干しをしておくと良い。(写真:国内)

霜がついています。(12月撮影:国内)

ジャーマンカモミール  Matricaria recutita (chamomilla)
英名: German Chamomile、Annual Chamomile
性状:一年草
原産地:西アジアからインドにかけて。
特徴など:学名も違うのに同じ使い方、同じ用法なのです。春または秋に種を蒔いて育てます。一度育てば後はこぼれ種で育つほど丈夫。草丈は50cmくらいまで伸びる。カモミールティーは摘みたてか、花が咲いてきたら2〜3日後に摘んで陰干しをします。ジャーマンのほうがティーとして一番使われている。最近はコンパニオンプランツとして利用されることもある。(写真:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

ダイヤーズカモミール   Anthemis tinctoria 
英名:Yellow Chamomile、Dyer's Chamomile
性状:多年草
原産地:ヨーロッパ、イラン、コーカサス地方。
特徴など:黄色い花をつけるカモミール。カミツレ属ではなくアンテミス属です。但し用途は少し違ってきます。花を煮出して染料として使う。北米では種の精油を耳の痛みや難聴治療に用いている。近縁種にカミツレモドキ(A.cotula[メイウィード])がある。(写真:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

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