ワスレナグサ 忘れな草 勿忘草 ムラサキ科 Myosotis alpestris |
英名:forget me not |
性状:多年草(日本では一年草扱い) |
原産地:ヨーロッパからアジアにかけて分布。北米や日本の一部に気化しつつある。 |
特徴など:昔ドナウ川のほとりを歩いていた騎士ルドルフと美しい乙女のベルタ。ルドルフが水辺に咲くこの花を取りに行ったが足を滑らせて急流に飲まれた。そのときに「私を忘れないで下さい」と叫んで摘み取ったこの花を彼女に投げ与えた。その後彼は水中へと消えていった。そこからこの花の名前がついた言いわれているドイツの伝説です。因みに伝説の方の忘れな草はM.scorpioides
らしい。「私を忘れないで」の花言葉でも有名なこの花は5月ごろから、5ミリくらいの青、ピンク、白のかわいい花を咲くせるとても人気のある花です。最近のタイプはドワーフタイプの背の低い種類が使われていますが本来は30cm以上に伸びます。(写真:国内) |
小種名のalpestris は「亜高山」の意。自生地より。 |
育て方とあとちょっと:秋に種をまき軽く霜よけをする。ポットや小さい鉢にまいてから後で移植しても良いが直に植えたものを移植するするのは株を弱らせるのでできるだけ避ける。寒さには強く夏に弱いので一年草扱いにする。ただ冷涼地では多年草なのでだんだんと大株になってゆく。最近の出荷は2月上旬からでポット苗がまだ花芽が見えるか見えないかぐらいのときに出てくる。花付きは3月に入ってから。 |
薬草として:この仲間は気管支の薬になるといわれていてヨーロッパでは肺病のシロップ薬として用いられている。昔は絞り汁は鉄を丈夫にすると信じられていた。 |
花言葉:私を忘れないで、真実の愛。 |
季語:忘れな草は春の季語。 |
(3月撮影:国内) |
(3月撮影:国内) |
(3月撮影:国内) |
(3月撮影:国内) |
(3月撮影:国内) |
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