ケイソウ 珪藻  Bacillariophyceae

一般に植物プランクトンと呼ばれ淡水域や海水域、一部土壌中にも分布し水のあるところならばほとんどのところに生息している。種類も10000種類ぐらいあり、これからもまだ新しい種類が発見されるかも。生態系では動物プランクトンの餌などとして最下層に位置しているがそれは生物界の基本的な生産の始まるところでありとても重要なものです。

水域のよって特徴のあるものが多く、水質調査に役立ったり、化石でも出土するので過去の生物の環境調査などが調べられる。

ケイソウは単細胞生物で珪酸質の殻に覆われており、上殻と下殻とに別れている。殻面には規則正しい放射状の模様が刻まれておりこれが種類の選別に役立っている。さらに、模様が放射状のものを中心類(円心類)、左右相称のものを羽状類と呼び、中心類は海水域に多い。

良く園芸用に売っている珪藻土ですがこれは遥か昔に湖底や海底に沈んだケイソウの殻が堆積してできたものです。他には耐火煉瓦やダイナマイトの吸着剤に使われています。

TOP