ローズマリー   シソ科  Rosmarinus officinalis
別名:マンネンロウ、マンルソウ、迷迭香(めいてつこう)
英名:Rosemary
性状:常緑小低木
原産地:地中海沿岸の乾燥地帯。
特徴など:非常に古くから知られているハーブで、ローマやアラビアの医師たちが使っていた。イギリスに伝わったのが1548年と言われている。これは14世紀のペスト大流行時にエドワード三世の妃であったフィリッパの母、オランダのエノー伯爵夫人が娘宛にペスト除けとして贈ったとされている。長い間効果的な消毒のハーブとして利用され病院などでは香として焚かれていた。また、ローズマリーは教会、死者、さらに生者を悪魔から守ってくれる神秘な力を持つとされていた。教会の庭で育てられて、香として焚かれていた。葬式では、墓地に向かって家を出るときに一枝を会葬者が持ち埋葬のときに棺の上に投げられた。一方で結婚式では貞操を示すハーブとして用いられ、香料入りの水に浸されたローズマリーを花嫁がかぶる冠に編みこんでいた。来客には黄金色に塗られて、色とりどりのリボンがつけられ愛と誠実の象徴として贈られた。スパイスとして葉は魚料理や肉料理の香り付けに使い、他殺菌、殺虫、酸化防止、脂肪の消化促進など。オイルに漬け込んでハーブオイルやローズマリーリンスなどを作る。また、ワインの香り付けやポプリに少し使ったり、ティとして飲むと風邪や頭痛、消化不良をよくする。日本には文政年間(19世紀初期)に渡来した。刈り込みは花後に強く行うと密に茂ってくる。立性のものは雪が重くかかると茎が折れるので支柱で支えてあげると年々太く育ってくる。ただ、這い性のほうが古く育てやすそうだ。花色はピンク、青紫、白、淡い赤紫などがある。葉に斑の入る種類もある。ハーブのブームもあり、またガーデニングがはやっていたせいか、富に花色が増えまた、形状もクリーピングタイプの大株のものまでが出回るようになった。多分これからも多くの品種が出ると思うので徐々に写真を増やしてゆきたい。(写真:国内)
育て方など:気に入った花色や株の性質のものを苗で買ったほうが早く大きく育てられる。種でも増やせるので沢山欲しいときはそちらでもよいが生育に最初時間がかかります。ある程度大きくなったら少し個体差が出てくるので香りのよいものを残して間引きします。梅雨時や蒸し暑いときは密に茂っていると中が蒸れるときがあるに、枝を少し間引くとよい。

(3月撮影:国内)

ブルーの花(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

ピンクの花(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

白い花(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

壁に沿うように枝垂れる種類:サンフランシスコにて

壁に沿うように枝垂れる種類:サンフランシスコにて

半這い性タイプ

ピンクの花の品種。(12月撮影:国内)

’ミス・ジェサップ’ (3月撮影:国内)

’ミス・ジェサップ’ (3月撮影:国内)

(8月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

’ギルテッドゴールド’(3月撮影:国内)

’ギルテッドゴールド’(3月撮影:国内)
他のサイトへリンクしています↓(購入したい方向け・時期により販売していない場合もあります)


TOPへ     シソ科