タイム シソ科 Thymus vulgaris |
和名:タチジャコウソウ |
別名:コモンタイム |
英名:garden thyme,common thyme |
性状:常緑小低木 |
原産地:ヨーロッパ南部原産 |
特徴など:高さ20cmほどになる。花は頂部に咲き花色は白色〜淡いピンク色。葉の形は長楕円形。耐寒性があり、−15℃でも大丈夫です。ハーブとして使われるタイムの一般的なもの。香油はサイム油と呼ばれ重宝されている。葉を香辛料として使い、乾燥して料理や加工食品にも使われる。常緑なので一年中生葉を利用できる。肉料理や魚料理の両方で利用でき、防腐効果もある。ブーケガルニやハーブミックスにも使います。煮込み料理には枝ごと使います。他ハーブティーなどに。(写真:国内) |
歴史:古代ギリシャでは勇気や気品の象徴として用いられた。 |
成分:精油にチモール、カルバクロール、タンニンなど。
薬効:鎮痙、抗菌、殺菌、去痰、鎮咳、消化促進、駆風、癒傷、収斂 |
収穫:夏から初秋にかけて花が咲いているときに、地上部を刈り取って乾燥保存する。
用途:気管支炎、咳、消化不良、下痢、膀胱炎などに・・・乾燥葉を用いティーにして飲む。
外傷・・・乾燥した葉をホワイトリカーやウォッカにつけた液や蜜蝋で調整した軟膏を患部に使う。
湿疹、咳・・・入浴剤として乾燥した葉を使う。
のどの炎症、扁桃炎・・・熱湯に乾燥葉を入れて浸出し、冷ましてから飲みます。
細かいことは専門書を確認して扱ってください。 |
育て方など:種まきは春3〜4月ころに行いポットや浅い鉢にばら撒きします。本葉が5〜7枚ほどで移植します。挿し木でも増やせます。あまり硬くなりすぎていない枝先(柔らかすぎはダメ)を5pほど切り30分ほど水に浸しておきます。用土はパーライトや細かい赤玉土を使い浅い鉢に入れてたっぷりと水を含ませておきます。切り口をもう一度切ってから土にさします。 |
(6月撮影:国内) |
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(3月撮影:国内) |
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