特徴など:日本には寛文8年(1668年)ごろ渡来。八重咲きの品種が好まれ、切花はボリューム良くできている。花色は白、紫、赤っぽいピンク、ピンク、クリーム色などで芳香がある。発芽後の双葉の形から八重と一重を見分けて選抜している。しかし、最近は苗物で一重のものが出てきていて、店頭でも売れている。苗物では矮性種で背の低い品種が使われている。ストックは英名そのままの意味で「茎」。学名のincanaは「灰白色の」の意味で株に微毛があって灰白色に見えるところからきている。栽培の歴史は古く、古代ギリシャ人やローマ人が薬草として用いていた。16世紀ごろ香りのする花として園芸化され八重咲き品も栽培されるようになった。20世紀にはいってから八重咲きの出る確率の高い品種の生産法が確立してから一般化した。系統が分枝系と無分枝系とがあり無分枝系は花にボリュームがあり分枝系は基部から分枝している。一般的に八重咲き株は一重の株よりも子葉が大きく幅が広い。また葉色が薄いという特徴もある。これにより上記に書いてあるように八重咲き種だけ選抜している。でも、品種や系統によって出現率に色々あるらしい。(写真:国内)
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