アヤメ科 Iridaceae
66属2105種以上あるといわれている。ほぼ全世界に自生が見られ、その土地で適応した種や特性が見られる。南アフリカや地中海沿岸地帯やアジア圏などに多いようだ。4亜科に分かれさらに節で区切られているアイリス属はもっとも種類も多く、園芸的にも交配種などで私たちの目を楽しませてくれている。ほか、グラジオラスやイキシア、ヒオウギなど切花や花壇などで使われている植物も多い。
アリステア属 Aristea 50種が熱帯・南アフリカ、マダガスカルに自生する。アリステアへ
ヒオウギ属 Belamcanda 1種のみのヒオウギがロシア〜中国〜日本にかけて自生している。他変種のダルマヒオウギがある。
クロコスミア属 Crocosmia 9種が熱帯〜南アフリカにかけて分布している。クロコスミアまたはモントブレチアの名前でオレンジ色の花の咲く品種が良く見かける。
クロッカス属 Crocus 80種が地中海沿岸地帯から中国東部にかけて自生している。クロッカスで春咲や秋咲きが数種類育てられており、交配種もある。
キペルラ(キペラ)属 Cypella メキシコ〜アルゼンチンにかけて約20種が自生しています。キペルラヘ
フェラリア属 Ferraria 13種が知られ熱帯アフリカや南アフリカに分布している。独特な花が印象的。フェラリアヘ
グラディオルス属 Gladiolus 260種が知られ地中海沿岸や熱帯〜南アフリカなどに広く分布する。切花や花壇などの観賞用にも栽培され園芸品種が多く作られている種もある。花壇などは球根の状態でグラジオラスの名前で販売されている。 ヘスペランタ属 Hesperantha 82種が知られており南アフリカなどに分布する。日本でも球根植物としてヘスペランサが春先販売されている。
アヤメ(イリス)属 Iris ユーラシア大陸、北アフリカ、北アメリカなどに約210種あるとされる。さらにその中でも地域や種類により亜属・節・亜節を設け系統わけされている。園芸的にも多くの貢献種があり、そしてたくさんの栽培品種があります。海外ではジャーマンアイリスやダッチアイリス、日本ではカキツバタやハナショウブなどいろいろな国で大事にされています。
イキシア属 Ixia 65種が知られ南アフリカに分布する。イキシアの名前で切花や花壇苗、球根で販売されている。
ニワゼキショウ(シシリンチウム)属 Sisyrinchium 80種がアメリカ大陸に多く分布している。園芸で用いられているものあるがニワゼキショウのように広く帰化しているものもある。
スパラキシス属 Sparaxis 15種が知られ南アフリカ西南部に分布する。観賞用にも栽培されている。スパラキシスへ
トリメジア属 Trimezia 27種が知られており熱帯アメリカに分布する。トリメジア・ステイルマルキィなど一部の種が栽培されている。
ワトソニア属 Watsonia 51種が知られ南アフリカに分布する。一部の種が観賞用に栽培されており、ワトソニアの名前で球根で販売される。
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