スイカズラ科 Caprifoliaceae
北半球に仲間が多く温帯域に約17属500種ほどある。日本にも約8属90種ほどあり、常緑性、落葉性の低木・高木があり、他つる性のものもある。葉は単葉だが羽状複葉のしゅるいもある。花は両性花で左右相称か放射相称です。ハニーサックルやウツギ、ガマズミなど観賞用に庭先や公園緑化に使われている種類も多い。近年の分類法であるAPGではガマズミ属やニワトコ属がレンプクソウ科へ、アベリア属はリンネソウ科へ移っています(その後またスイカズラ科に戻っています)。現在APG分類では42属890種になっています。以前と比べかなり増えたのはマツムシソウ科やオミナエシ科などいくつかの科がこのスイカズラ科へまとめられました。
アベリア属 Abelia
現在はリンネソウ科へ移っています(現在はまた戻りスイカズラ科です)。
スイカズラ(ロニセラ)属 Lonicera
ガーデニングの影響かロニセラの種の販売が増えた気がする。日本にも数種が自生しており金銀花と呼ばれるスイカズラが有名。最近は洋種のハニーサックルなどが人気。北半球に多く自生しており、他メキシコやフィリピンなどに約180種が知られている。
オミナエシ(パトリニア)属 Patrinia
東部アジアから中央アジアにかけて分布する多年草で約15種ほど知られている。日本には
オミナエシがある。属名は19世紀末に活躍した鉱物学者のウジェーヌ・パトタン氏にちなんで。
ニワトコ属 Sambucus
現在はレンプクソウ科へ移っています。
カノコソウ属 Valeriana
200種が北半球と南アフリカなどに分布する。日本にはカノコソウが自生している。
ガマズミ(ビブルヌム)属 Viburnum
現在はレンプクソウ科へ移っています。
タニウツギ属 Weigela
近年の分類によりタニウツギ科に分けられています。