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タバコ  煙草   ナス科   Nicotiana tabacum
英名:Tobacco
性状:熱帯では多年草だが、温帯では一年草。
原産地:南アメリカのアンデス山脈中の高地。
特徴など:草丈は2mほどになり全株に腺毛を密生させている。葉は楕円形で互生しふちの部分は波打っている。花は淡紅色で散房花序。夏に開花して花弁は先端が五つに分かれている。果実は卵形の刮ハで、種は細かい。喫煙用の煙草として栽培されている二種のうちのひとつ。古くから色々と分類されており、葉や花の形態と原産地などを考慮して6変種に区分され、これをさらに多くに品種に分けている。葉巻用の品種や巻きタバコ用の品種がそれぞれあり、さらに葉の形、幅、香味、刺激性などなどで分類されています。(写真:国内)
歴史:史上最強の嗜好品の一種でしょうか?1492年コロンブスが新大陸としてアメリカ大陸を発見したときに現地民が吸っていたものを持ち帰り広まった。現地民などは呪術的な意味もあったことでしょう。持ち帰った当初は医薬品的なものとして用いられていました。それが後に嗜好品として広まりました。煙草の喫煙の起源は古代メキシコにまでさかのぼります。太陽崇拝のマヤ文明では煙草の煙で僧侶が祭壇を清め、葉の汁は病などの治療に用いられてきました。1560年代にはスペインやポルトガルに広められ16世紀中ころにはリスボンからフランスへ入り医薬として使われてきましたが、喫煙は無作法とされフランスでは嫌われました。しかし、ルイ14世の宮廷でかぎ煙草がはやり始めパイプ煙草が少数ですが16世紀末に伝えられ17世紀になってタバコ店が方々にでき始めました。一時は重税の対象にもなりましたが1665年の疫病のときにタバコを吸っている人は病気にかからなかったという伝えが喫煙する風習を助長させました。イタリアでは16世紀中ごろに、16世紀末にはドイツやトルコにと徐々に広がりその間に色々国の政策などにより、禁止令などが出たがあまり効果がないまま広がりました。日本へは天文(1532〜55)もしくは天正(1573〜92)ごろにポルトガル人かスペイン人によって移入されたらしい。
成分と効果:タバコの葉からは多数のアルカロイドが発見されており、中でもニコチンが最も多く含まれている。他の成分ではノルニコチン、アナバシン、ルチン、有機酸、などなど。ご存知のとおりタバコは現在では有害なものとして知られていて、肺がんに始まり潰瘍、胃炎、膀胱がんなど色々な病気の元となり、吐き出された煙を吸ってない人が吸い込んでも良くないこともわかっています。特に妊娠している女性は胎児への影響が深刻です。それとは別に葉を薬として用いられてもいまして、軟膏として使ったり、農業用殺虫剤としても精製されて使われています。タバコの吸殻でも自宅で作れる簡単殺虫剤として利用できます。
あとちょっと:タバコは葉の表面に細かい毛のようなとげを持っていて、このとげの中にニコチンが入っているらしい。タバコ栽培の農作業中雨中ではニコチンが葉の露からも染み出して、皮膚が露出していれば吸収されてしまい中毒になるそうです。ニコチンのことはニコチンのところで見てください。
季語:

(8月撮影:国内)

(8月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

(12月撮影:国内)

(12月撮影:国内)

マルバタバコ     ナス科  Nicotiana rustica
性状:一年草扱い?
原産地:南アメリカ
特徴など:硫酸ニコチンや農業用殺虫剤の原料に用いられる。(写真:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)


ニコチアナ・ラングスドルフィ     ナス科  Nicotiana langsdorffii
性状:一年草扱い?
原産地:南アメリカ(ブラジルなど)
特徴など:園芸で観賞用に販売できる種。(写真:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

(7月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(3月撮影:国内)

(8月撮影:国内)


ニコチアナsp.     ナス科  Nicotiana sp.
性状:一年草扱い?
(写真:国内)

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