カラタチ   唐橘  ミカン科  Poncirus trifoliata 
別名:キコク、枳殻、枸橘
性状:落葉低木
原産地:中国長江上流地域。
特徴など:日本には古く中国から朝鮮を通って入ってきた樹木で、垣根やかんきつ類の接木のときの台木として利用されています。また、花からは精油が採集できる。枝には強い刺があります。花は他のミカン類よりも早くから開花し、ミカン特有の5弁の白い花が咲きます。。果実は薬用として使います。古い記録では「本草和名」(918年)や「和名抄」(932年)などの書物にも見られており、古くから栽培されていたことが伺える。漢字名に見れるように唐から入ってきた橘という名が縮んだもののようだ。下の写真は”飛竜”というカラタチの一品種です。
その他:ミカン属やキンカン属などとの交雑も進んでいる。”飛竜”は本来のカラタチよりも矮性になるとしてかんきつ類の接木の台木として利用されています。
薬用:秋に収穫できる果実を利用します。未熟果をいくつかに輪切りにして、日干しにする。充分に乾燥させて用いないとだめです。健胃に用いられ必ず規定量で煎じて服用すること。また、ホワイトリカーにつけてカラタチ酒もできるがこちらは、未熟果をそのまま漬け込みます。詳しくは、やはり専門書で見てください。
和歌:枳の棘原刈り除け倉立てむ 屎遠くまれ櫛造る刀自(万葉集:巻一六の三八三二)
季語:花は晩春、実は晩秋

変種 ”飛竜” var. monstrosa

変種 ”飛竜”

TOPへ