双子葉植物離弁花類。花は両性花。熱帯、亜熱帯の多く、温帯域まで分布しているが特にオーストラリアや南アフリカに多い。常緑〜落葉、高木〜低木までありほとんどが樹木。約160属1700種くらいあり日本には約8属12種類くらいが分布している。葉は奇数羽状複葉または3小葉。まれに単葉がある。果樹としてオレンジやミカン、ハーブやスパイスではルーや山椒、観葉ではゲッキツなどがあり有用植物が多い。
アデナンドラ属 Adenandra 18種が知られ南アフリカのケープ地方に分布する。アデナンドラの名前で鉢物が販売されている。
マツカゼソウ属 Boenninghausenia マツカゼソウのみの属で、アッサム地方〜日本にかけて自生している。
ボロニア属 Boronia オーストラリア西部原産の常緑低木。約70種がある。今後たくさんの種類が鉢花として出てきそう。ボロニアへ
カシミロア属 Casimiroa 5種が知られており中央アメリカに分布している。日本ではシロサポテが知られているがあまり一般的ではないようです。
コリラエナ属 Chorilaena 1属1種の植物で西オーストラリア西南部に自生する。白いハケ状の花が咲く。コリラエナへ
コーレア属 Correa 11種がオーストラリアの温帯域に自生する。最近数種類が鉢物でも出回るようになっている。コーレアへ
クロウエア属 Crowea 3種がオーストラリアに自生している。鉢物でサザンクロスの名前で販売されておりピンクの星型の花が目立ちます。
エリオステモン属 Eriostemon オーストラリア〜ニューカレドニアに約30種ほどが知られている。常緑の低木もしくは亜低木で葉は互生の単葉。花は5弁でミカン科特有の感じの花。果実は刮ハ。属名はギリシャ語のerion「羊毛」とstemon「おしべ」に由来しており、おしべに細かい毛が密生していることから付けられた。エリオステモンの名前で春先鉢物が販売されている。
エヴォディア(ゴシュユ)属 Euodia(Evodia) 6種がニューギニアや南西オーストラリアに自生が見られる。属名がギリシャ語の芳香を意味しており葉に香りがあるところからついたようだ。エヴォディアへ
ファガラ属 Fagara 現在はサンショウ属に含まれている。
アワダン属 Melicope 233種が知られマダガスカル〜ニュージーランド、ハワイなど広範囲に分布が見られる。日本では沖縄にアワダンが自生しています。
ゲッキツ(ムルレイア)属 Murraya 熱帯アジアに4種ほどある。カレーリーフのようなスパイスや、ゲッキツのように観葉植物として扱われる種類がある。
コクサギ属 Orixa コクサギのみの属。日本や中国、朝鮮半島に分布する。
ペバリウム属 Phebalium 49種が知られニュージーランドに1種類あるが残りはオーストラリアに広く分布する。日本でも1種類だけゴールデングロウの名前で販売されている。
キハダ属 Phellodendron 10種が東アジアに自生する。薬用や有用な建築材として重宝されている。日本にはキハダが自生する。
カラタチ属 Poncirus ミカンやキンカンなどと違って実の付き方や、3出葉で落葉する点などでカラタチ属として分けられている一属一種の植物です。 カラタチヘ
トリファシア属 Triphasia 3種が東南アジアに自生する。チャイニーズライムが良く利用されているようだ。
サンショウ属 Zanthoxylum アメリカ、アフリカ、アジアなどに約250種ある。潅木や樹木があり落葉するものと常緑性に種類がある。日本では木の芽と呼ばれて親しまれているサンショウがある。
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