アカバナ科 Onagraceae
亜熱帯から温帯域にかけて約22属656種あるといわれています。仲間にはマツヨイグサやフクシャなどがあり観賞用の花物として需要があります。多年生のものが多いが、一年生のものや中には低木に育つものもある。花びらは4弁で放射相称花です。
クラーキア属 Clarkia
41種が知られており北アメリカ西部〜南アメリカ南部まで広く分布している。一部の種が園芸用に改良され
クラーキアの名前で見られるようになってきた。
アカバナ属 Epilobium
165種が温帯域に広く分布している。日本では湿地などにアカバナが自生している。
フクシア属 Fuchsia
約100種が中央〜南アメリカに多く、数種類がタヒチやニュージーランドにも自生する。日本でも人気があるフクシャがよく育てられます。
ガウラ属 Gaura
21種が北アメリカに分布する。ハクチョウソウが鉢物や苗物で販売されている。
ロペジア属 Lopezia
22種が知られておりメキシコから中央アメリカにかけて分布しています。
ロペジアの名前で昔販売されていた気がするのですが。
チョウジタデ属 Ludwigia
82種が知られており世界的に広く分布している。ヨーロッパには少ないようだ。日本にも
ミズキンバイなどが自生している。ルドウィジアの名前でアクアリウムで利用されている種もしくは品種も多い。
マツヨイグサ(オエノテラ、エノテラ)属 Oenothera
全世界に約200種はあるとされ、主に北米、南米に多い。日本にも帰化植物として数種が野生化している。雑草化しているオオマツヨイグサや花の大きな昼間に咲く大輪ツキミソウなどがある。属名は古代ギリシャ語に由来しておりギリシャ語のoinos「ワイン」とthera「戦利品」、またはonos「ロバ」とthera「狩る」から由来している。