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ケシ科  Papaveraceae

23属230種ほどが北半球に多く自生している。草本性のものが多く一部で低木状に育つものがあるようです。観賞用にヒナゲシやカリフォルニアポピーが、薬用としてケシが栽培されている。


アザミゲシ(アルゲモネ)属  Argemone
23種が北アメリカと南アメリカに自生しており、一部がハワイにも分布しているようだ。一年草がほとんどです。あまり見かけないが栽培されている種類にアザミゲシがあります。


ヤマブキソウ属  Chelidonium
ヤマブキソウのみの属で、ユーラシア大陸の温帯域に分布する。


キケマン(コリダリス)属  Corydalis
現在はケマンソウ科として分けられている。APG分類ではケシ科になっている。


コマクサ(ディセントラ)属  Dicentra
現在はケマンソウ科として分けられている。日本では高山植物のコマクサがこの属になります。
APG分類ではケシ科になっている。


グラウキウム属  Glaucium
地中海沿岸からアフガニスタンにかけての乾燥地域に23種ほどが自生している。属名はギリシャ語の灰緑色(glaukos)にちなみ、葉が灰緑色であることから名づけられた。この仲間にはツノゲシがある。


タケニグサ属  Macleaya
東アジアの温帯域に2種が自生する。日本ではタケニグサがある。


ケシ属  Papaver
ヨーロッパ、アジアを中心に南アフリカに少しあり約80種とされる。草本性で一年草や多年草がある。この仲間にはアヘンやモルヒネなど医薬品として利用される種類も含まれ一方で薬物として一般に栽培してはいけない種類も含まれている。日本ではヒナゲシやオニゲシの一部、アイスランドポピーが一般的だろう。  
  


オサバグサ属  Pteridophyllum
1種のみの属でオサバグサだけが知られており日本特産種。

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