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野生種のばら-その2

バラの品種はこちらから    野生種-その1  その3  その4  その5  その6  その7  その8


ノイバラ  野薔薇    Rosa multiflora      別名:ノバラ、古名を宇万良(ウマラ)、茨(ウバラ)といっていた。
性状:落葉低木
原産地:日本、朝鮮半島、中国
特徴など:高さが2mくらいになり、茎には刺がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。葉の表面は光沢が無く、葉柄に托葉がある。白い五弁の白い花を5月ごろから咲かせ秋に赤い小さな実をつける。庭木や垣根、切花、また品種改良されたバラなどの重要な接木の台木として使われる。実際には台木以前に古くにヨーロッパなどに渡ったことで今までになかった房咲き性の性質を導入する元となった。秋に彩りを添える赤い小さな実は綺麗。切り枝としてよく利用されている。(写真:国内)
薬用として:果実を乾燥して用い[営実(エイジツ)]と呼ばれている。瀉下、利尿剤、浮腫、便秘などに使う。また、花や果実はホワイトリカーにつけて果実酒、花酒としてもよい。
和歌:道の辺の荊の未にはほ豆の からまる君を離れか行かむ(万葉集:巻二十の四三五二)
季語:ノバラの花が夏の季語として使われる。

(12月撮影:国内)

(6月撮影:箱根・仙石原)

(6月撮影:箱根・仙石原)

(10月撮影:国内)

(5月撮影:千葉県)

(10月撮影:箱根・仙石原)

(6月撮影:山梨)

ピンク色の花が咲くタイプ。 (6月撮影:山梨)
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ツクシイバラ     Rosa multiflora var. adenochaeta
性状:常緑低木
原産地:日本(九州南部)、中国中西部、アジア東北部
特徴など:初夏に淡いピンクの花を咲かせる。一重咲き。(写真:国内)

(6月撮影:国内)

(6月撮影:国内)
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ツクシノイバラ

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カイドウバラ     Rosa multiflora var. cathayensis
性状:常緑低木
原産地:?
特徴など:淡いピンクの花をたくさん付けています。(写真:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

ロサ・ムルティフローラ・イネルミス     バラ科  Rosa multiflora inermis
性状:低木
原産地:変種のためなし?
特徴など:ノイバラの変種で茎に刺がない。(写真:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)


ショウノスケバラ     バラ科  Rosa multiflora watsoniana
別名:キンシイバラ(錦糸茨)
性状:低木
特徴など:ノイバラの変種といわれ、極端に細くなった葉、房咲きながらさらに小さくなった花が特徴。花色は淡いピンクで1pほど。果実を観賞するために栽培されているという。(写真:国内)


ヤブイバラ     バラ科  Rosa onoei
別名:ニオイイバラ
性状:低木
自生地:日本(近畿地方以西〜九州)
特徴など:小輪の白い花を数輪枝先につけます。香りあり。半日陰にも強い種類。(写真:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)

(5月撮影:国内)


ロサ・オキシオドン    Rosa oxyodon (Rosa pendulina oxyodon)
性状:低木
原産地:コーカサス地方
特徴など:ローズピンクの一重咲き。1896年にはすでに栽培されていたという。

(6月撮影:国内)


イザヨイバラ     十六夜薔薇    Rosa Roxburghii Plena
性状:半落葉低木
原産地:中国
特徴など:一季咲きのバラでとても花弁の多いバラで、原種とは思えないほど。

(6月撮影:国内)


テリハノイバラ  照葉野薔薇     Rosa wichuraiana
性状:常緑低木
原産地:日本(本州、四国、九州、沖縄)の河原や海岸。他、台湾、中国。
特徴など:ノイバラに似ているが葉が照葉でつやつやしていることや茎が地面に這うように伸びるところなどから区別できる。葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は2〜4対。6月から7月にかけて白い五弁の花をつける。他に花色が淡紅色のベニバナテリハノイバラ(R. wichuraiana f. rosiflora)や八重咲きのヤエノテリハノイバラ(R. wichuraiana f. plena)、トックリイバラ(ナガミノテリハノイバラ)(R. wichuraiana f. ellipsoidea)などがある。バラの接木の台木にも使います。斑入りの品種を五色姫バラの名前で出回っています。綺麗な斑で丈夫です。(写真:国内)
薬用として:果実を乾燥して用い[営実(エイジツ)]と呼ばれている。瀉下、利尿剤、浮腫、便秘などに使う。また、花や果実はホワイトリカーにつけて果実酒、花酒としてもよい。

(7月撮影:箱根・仙石原)

(7月撮影:箱根・仙石原)

(7月撮影:箱根・仙石原)

(7月撮影:箱根・仙石原)

(8月撮影:箱根・仙石原)

(8月撮影:箱根・仙石原)

(3月撮影:国内)

(12月撮影:愛知県)

(12月撮影:愛知県)

斑入りのテリハノイバラ

五色姫バラの名前で出ていました。

五色姫バラの名前で出ていました。


ロサ・エグランテリア     バラ科  Rosa eglanteria (=Rosa rubiginosa)
別名:スィート・ブライアー・ローズ、ロサ・ルビギノーサ
性状:低木
原産地:ヨーロッパ
特徴など:半つる性状に成長するバラです。熟した実も綺麗なので観賞用に育てられている。背丈の低いフェンスなどに誘引するとよいようです。(写真:国内)

(6月撮影:国内)

(6月撮影:国内)

(6月撮影:国内)

(6月撮影:国内)

(6月撮影:国内)
ロサ・エグランテリア ”フローラー・マラカイト”
ロサ・エグランテリア ”エミイ・オブ・サー”
ロサ・エグランテリア ”メグ・メリリーズ”

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