マツ科 Pinaceae
海岸に生える松をはじめ、高山帯で見かける地に這うような松や見上げるような高さのものまであります。約12属220種が知られており、主に北半球に多く見られる。庭木、盆栽、公園樹、防風、建築材など用途もさまざまです。大昔の針葉樹の松脂が化石となった琥珀も有名です。ほとんどが常緑樹ですがカラマツのように秋に綺麗に黄葉して落葉するものもあります。
モミ属 Abies
北半球に49種が、中央アメリカからベトナムまで各種類自生している。クリスマスツリーなどに利用するウラジロモミなどがこの仲間だ。
ヒマラヤスギ属 Cedrus
北アフリカの地中海沿岸や西アジアなどに分布する種類で4種が知られている。庭園樹木としてヒマラヤスギがよく使われている。雌雄同株で球果をつける。葉は針状。
トウヒ属 Picea
40種が北半球の寒帯や標高の高い山地などに分布している。日本ではエゾマツやトウヒ、ハリモミなど数種類が山地に自生している。
マツ属 Pinus
約90種が北半球の寒帯から亜熱帯域に自生している。日本にはクロマツやアカマツなどがあり、建築材や庭木など生活に密着した樹木でもある。針葉樹とあるように葉は針状で尖っており2〜5枚で一組になっている。
トガサワラ属 Pseudotsuga
4種が知られており東アジアと北アメリカに分布している。日本にはトガサワラが四国に分布しており、北アメリカには
ダグラスファーが自生している。
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