ツバキ科 Theaceae
主に北半球の熱帯から亜熱帯、暖帯、温帯に分布する。世界には約22属610種(APGでは9属195種(460種?))が、熱帯域を含む温帯域まで自生している。日本では7属20種くらいがある。ツバキ科の中ではさらに3つの亜科に分けられている。
ツバキ属 Camellia
約200種が東アジアを中心に自生している。お茶として葉を利用するもの、実から油を取るもの、鑑賞樹などさまざまな用途があり、品種も多く知られている。つばきの油はヘアーオイルや料理、石鹸の原料として利用されている。
ツバキへ お茶へ
サカキ属 Cleyara
現在新分類によりペンタフィラクス科へ移っています。
ヒサカキ属 Eurya
現在新分類によりペンタフィラクス科へ移っています。
ゴルドニア属 Gordonia
70種がアジア西南部や温帯アメリカなどに分布する。常緑性樹木が多く、潅木状に育つものも少なくない。オオバタイワンツバキなどが知られるが、庭木として多くの種が使われていることはない様だ。
ピレナリア属 Pyrenaria
20種が日本を含むアジア東南部〜マレーシア東部などに分布する。日本でも沖縄などにヒサカキサザンカが見られる。
ナツツバキ属 Stewartia
9種ほどが東アジアや北アメリカ東部などに自生が見られる。日本にも伊豆などにナツツバキやヒメシャラがあり、庭木や盆栽などに使われている。
ヒサカキサザンカ属 Tutcheria
現在はPyrenaria属になっています。
TOP 科の検索へ