ハマウツボ科 Orobanchaceae
15属210種(APG分類で99属2060種)が北半球や旧大陸などに多く自生が見られ、温帯から亜熱帯などに多いようだ。一年草や多年草がありすべてが寄生植物。現在ゴマノハグサ科に含まれていた半寄生〜寄生植物はAPG分類によってハマウツボ科に移されている。
ナンバンギセル属 Aeginetia 3種がインド諸島、アジア東部などに自生が見られる。イネ科などに寄生して育つ植物。ナンバンギセルが鉢植えで矮性のススキと一緒に植えられて販売される。
コゴメグサ属 Euphrasia 170種がヨーロッパやアジアなど広い地域に分布している半寄生植物。日本にもコゴメグサやタチコゴメグサなどが自生している。
ハマウツボ属 Orobanche 150種が知られ暖帯や温帯域に広く分布する。日本でもハマウツボが知られ帰化植物としてヤセウツボなども見られる。
パレンツセリア属 Parentucellia 2種が地中海沿岸から東南アジアにかけて分布する。パ・ラティフォリアが帰化植物として広がっているようだ。
シオガマギク属 Pedicularis 350種以上が北半球に広く分布している。日本でも山野や草原などにシオガマギクなどが見られる。 ジオウ属 Rehmannia 9種が知られておりアジア東部に分布する。ジオウなどに知られる漢方薬として使われるものとレーンマニアとして花鉢として販売されているものがある。以前オオバコ科(Plantaginaceae)だった気がしたのだが、今はこちら。半寄生的な部分もあるのだろうか?
ヒキヨモギ属 Siphonostegia 3種が知られ、地中海沿岸東部とアジア東部に分布する。日本はヒキヨモギが草原などで見られる。
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