クマツヅラ科    Vernenaceae

温帯から熱帯域にかけて約31属918種あまりが自生している。草本性、木本性とある。近年、クレロデンドロン属など何属かがシソ科になった。

ムラサキシキブ属  Callicarpa
現在はシソ科となっています。

デュランタ属  Duranta
南アメリカからカリブにかけて、また東アジアなどに17種ほどが自生している。鉢物で出回っているのはデュランタ・レペンスでライム葉や斑入り、花色の白や青紫色の品種など。

グメリナ属  Gmelina
現在はシソ科に移っています。

ホルムショルディア属  Holmskioldia
現在はシソ科へ移っています。

カロミア属  Karomia
現在はシソ科に移っています。

リッピア属   Lippia
約200種が熱帯アフリカやアメリカに分布しており、多年草か低木がほとんど。葉は対生で、花は短い筒状花。属名はフランスの自然科学者であり植物学者でもあるリッピ氏に因んでいる。

ランタナ属   Lantana
熱帯から亜熱帯にかけたアメリカに約150種が知られている。葉の表面や裏側がざらざらしており茎などもざらつく。花冠は4裂〜5裂で集合花となる。花色も多く、七変化の和名もあるように花色が徐々に変わる種類もある。栽培されているものは主にランタナ(L・camara)の園芸品種とコバノランラナ(L・montevidensis)とそれぞれの交配種。学名の由来はラテン語の曲げる(lentare)の意味から来ているといわれている。
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ペトレア属  Petrea
30種類が熱帯アメリカに自生している。栽培されていたり熱帯地方で観賞用に植栽されているものにペトレア・ウォルビリスがある。

イワダレソウ属  Phyla
11種が知られ、熱帯〜温帯にかけて分布する。もともとはリッピア属だったが、この11種がこの属に分かれた。日本にもイワダレソウが自生している。

スタキタルフェタ(ナガボソウ)属  Stachytarpheta
65種が熱帯から温帯のアメリカに自生する。また、数種類が旧世界の熱帯域に自生が見られる。スリランカではジャマイケンシスが多かった。

バーベナ(クマツヅラ)属   Verbena
南北アメリカの熱帯域〜亜熱帯域に自生する一年草〜多年草で約200種ほど知られている。日本にはクマツヅラが自生しており、数種類はヨーロッパなどにも原産地が見られる。園芸では数種類が交配され販売されている。最近は立ち性のV.rigida なども見られるようになった。ガーデニングの商材としてこれらの原種などもこれから出回るのだろうか?
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