ユキノシタ科 Saxifragaceae
北半球に多種分布しており、世界に約29属630種ほどある。以前アジサイの仲間はユキノシタ科でしたが近年アジサイ科として分かれ、スグリの仲間もスグリ科として分けられている。日本にも自生する種類が多い。木本性から草本性まであり、観賞用として利用する種類も多い。
アスチルベ属 Astilbe 14種が知られアジア東部やアパラチア山脈などに自生が見られる。シェードガーデンに使われたり、園芸品種で花色の赤いものや白花などがある。総称してアスチルベで販売されている。
ベルゲニア属 Bergenia 8種ほどが温帯などに分布しており、アジア東部に見られる。日本ではヒマラヤユキノシタが栽培されている。
ネコノメソウ属 Chrysosplenium 60種がユーラシア大陸や東アジア、北アメリカなどに広く分布する。半日陰地や湿地、水分のやや多い場所に生えていることが多い。日本に葉多く自生しておりネコノメソウやイワボタンなどが知られる。
ギンバイソウ属 Deinanthe 現在はアジサイ科に分けられています。
ツボサンゴ属 Heuchera 55種が北アメリカに分布しています。園芸用に数種類が栽培されていますが、ツボサンゴがヨーロッパをはじめ広く使われています。
キレンゲショウマ属 Kirengeshoma 現在はアジサイ科に分けられています。
ウメバチソウ属 Parnassia かつてはユキノシタ目ユキノシタ科でしたがAPG分類によりニシキギ目ウメバチソウ科になっています。
スグリ属 Ribes 現在はスグリ科として分けられています。
ユキノシタ属 Saxifraga 440種ほどが北半球の温帯から高山の地帯まで自生が見られる。変異の多い属なのでさらに多くの節を設けて分類されている。日本にはユキノシタやダイモンジソウなど山野草として鑑賞するものも多い。園芸では洋種クモマグサなどもある。
ティアレラ属 Tiarella 7種ほどが知られほとんどが北アメリカに分布し、1種がアジア東部に自生しています。ティアレラの名前で交配された品種などが販売されています。また、最近はツボサンゴとの交配種でヒューケレラの品種が販売されています。
トルミエア属 Tolmiea ピギーバックプランツ、1種のみの属で、観葉植物として利用されている。
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