ブドウ科 Vitaceae(Vitidaceae)
約14属850種が知られている。ワインや果物で利用されておるブドウを始め庭園の彩りなどに使うツタ類などがある。リーア科が現在ブドウ科にまとめられている。
リーア亜科 Leeoideae
リーア属 Leea
1属のみの科で34種が知られている。ブドウに近い種類でかつてはブドウ科に含むなど分類が分かれていたが現在のARG植物分類ではブドウ科に含まれるようになった。旧世界の熱帯域に自生しリーア・ルブラなどが最近観葉植物として販売されている。
ブドウ亜科 Viticoideae
ノブドウ属 Ampelopsis
この仲間には約25種が知られている。アメリカやアジアに分布している。色とりどりの実が秋になるノブドウはよく目にする植物だ。
ヤブガラシ属 Cayratia
50種が旧世界の熱帯〜温帯にかけて自生している。日本ではヤブガラシがあちらこちらで目にする。
ツタ(パルテノキッサス)属 Parthenociccus
日本では壁に這わせて使うワヅタや最近苗でも見かけるヘンリーヅタなどがある。温帯域のアジアや北アメリカに10種知られている。
ミツバカズラ属 Tetrastigma
90種が知られインドシナ周辺からオーストラリアにかけて広く分布する。この仲間にはラフレシアの宿主のブドウカズラなどがある。
ブドウ属 Vitis
65種が北半球に分布する。古い時代からブドウは利用されており、言わずと知れたワインやブランデーの原料である。ほかフルーツ、ドライフルーツなど、また種子からも油を採りグレープシードオイルなども近年では健康ブームなどもあって知られるようになった。日本でも山間部ではヤマブドウやエビヅルなどが自生している。
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