クワ科 Moraceae
有用植物も多い科で、熱帯域から温帯まで含み約38属1100種ほどあるとされる。
アルトカルプス属 Artocarpus インド洋周辺地域に約50種ある。仲間にはパンノキやジャックフルーツなどがある。
コウゾ属 Broussonetia 8種が熱帯〜温帯にかけて自生しており、日本には和紙の原料で使われるコウゾやその仲間が数種類自生する。また、ハワイではポリネシアの人たちが持ち込んだカジノキが自生している。
ドルステニア属 Dorstenia 105種が知られ熱帯に多く、特にアフリカと中南米に集中する。多肉植物としても扱われる種も多い。アメリカハナグワが植物園などで見ることができる。
イチジク(フィカス)属 Ficus 観葉植物のゴムノキやガジュマル、果樹のイチジクなどを含む属で熱帯・亜熱帯・温帯などに約750種あるとされる。つる性、高木、低木などがある。最近はフィカス・ウンベラータが広葉で枝の感じがインテリアに似合うのか人気があります。
ハリグワ属 Maclura 12種がインド〜オーストラリアにかけて、またアフリカやアメリカにも分布する。 ハリグワへ
クワ属 Morus 約12種が温帯、暖帯と熱帯アフリカに自生しすべてが北半球。日本では養蚕で利用されてきたクワがよく知られており、他に数種類が山野に自生している。最近はマルベリーと称して健康フルーツのひとつとして再脚光を浴びている。
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