モクセイ科 Oleaceae
北半球、南半球の温帯から熱帯域にかけて自生する植物で約24属615種が知られている。キンモクセイやレンギョウ、オリーブなど庭木や有用植物、ジャスミンなどの香りを楽しむ植物などがある。
レンギョウ属 Forsythia 7種が東アジアに自生しており、うち1種がヨーロッパ原産のものがある。日本には観賞用に中国より渡来したレンギョウなどがある。
トネリコ属 Fraxinus 65種ほどが北半球に多く自生する。日本にもトネリコやアオダモなどが庭木や器具材などに利用され最近は観葉植物や庭園樹として、シマトネリコが販売されている。
ジャスミン属 Jasminum 熱帯〜亜熱帯にかけて約200種が知られている。低木が多く常緑と落葉とある。切花で利用するキソケイや花ではハゴロモジャスミン、庭木ではオウバイなどをよく見かける。また、ジャスミンティーで有名な香り付けに使われるマツリカもこの仲間。
イボタノキ属 Ligustrum 40種がヨーロッパ、北アフリカ、アジア、オーストラリアに自生する。トウネズミモチやイボタノキがこの仲間になる。
オリーブ属 Olea 30種が旧大陸の熱帯域〜温帯域などに広く分布する。代表と言えばオリーブですね。
モクセイ属 Osmanthus 香りの良いキンモクセイを含む常緑の樹木で、約15種がアジアに自生する。そのうちの数種類が南米にも自生する。ヒイラギやキンモクセイなど身近に知られている樹木が多い。
ハシドイ属 Syringa 23種がヨーロッパ〜アジア東部にかけて分布している。日本にはハシドイが自生しているが、庭木としてライラックが人気がある。
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