双子葉植物合弁花類。熱帯や亜熱帯に多く、そのほとんどが草本。約50属1600種余りある。日本には5属12種が分布している。花は両性花。蕾は右巻きのねじれた感じで花形は漏斗状や釣鐘状をしている。果実はさく果が多く他に液果や堅果もある。この科には作物のサツマイモ、園芸ではアサガオやアメリカンブルーなどがある。
アルギレイア属 Argyreia 90種ほどが熱帯アジアやインド洋の各諸島などに自生する。1種類だけがオーストラリアにもあるようです。アルギレイア・ネルヴォサが良く利用されているようです。
ヒルガオ属 Calystegia フェンスや植え込みの樹木の上などによく茂っているヒルガオ。25種が世界各地で自生している。
コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)属 Convolvulus 温帯から亜熱帯にかけて約250種が自生しています。多年草が多く中には一年草もあります。花はアサガオのように漏斗状です。属名はラテン語のconvolvo「巻きつく」からきています。苗物でコンボルブルスが出回っています。
ネナシカズラ属 Cuscuta ネナシカズラ科に分ける考えもあるようだ。145種が全世界に自生が見られる。日本にも数種類が知られ、ネナシカズラやマメダオシなどが知られている。
ディコンドラ(アオイゴケ)属 Dichondra 9種が熱帯〜温帯域にかけて自生しています。日本にもアオイゴケが自生しており、半日陰地のグランドカバーとして利用されている。
エボルブルス(アサガオガラクサ)属 Evolvulus 一年草から多年草まであり北アメリカからアルゼンチンにかけて約100種が知られている。アメリカンブルーが鉢物で出まわっている。
イポメア(サツマイモ)属 Ipomoea 約500種ほどがあり熱帯から温帯にかけて広く分布している。つる性が多い。この属にはアサガオやサツマイモがある。学名はギリシャ語のips「虫」とhomoios「似る」から。これは茎の形状からきている。
コガネヒルガオ(メレミア)属 Merremia 70種が熱帯や亜熱帯域に自生しています。名前のとおりに黄色いヒルガオのような花を咲かせるウッドローズがあります。
キセノステギア属 Xenostegia 2種が旧世界の熱帯に分布している。1種が帰化植物として広がっている。 キセノステギアへ
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