温帯から熱帯にかけて分布していて約70属800種ぐらいある。ヒユ科はヒユ亜科とセンニチコウ亜科に分けられさらにヒユ亜科はヒユ連とケイトウ連という分類に分けられている。代表的な種類はケイトウですが、ハゲイトウやセンニチコウなども仲間です。最近アマランサスの種子なるものがインディオの民(だったかな?)の貴重な栄養源でその種子の含まれる栄養分がとてもよいのでNASAでも次世代の穀物としてまた宇宙食として研究されていると聞いた。現在、APG分類によりヒユ科にアカザ科が統合されている。
ハマアカザ属 Atriplex アカザ科でしたが現在はヒユ科にまとまられています。300種近く知られ温帯から暖帯など広く分布する。日本でもハマアカザなどが海岸付近で見ることができる。
アキランテス(イノコズチ)属 Achyranthes 8種ほどが旧世界の熱帯〜温帯にかけて自生する。イノコズチなど道端で見かけるものや、属は変わったのか疑問なのだが葉の綺麗なアキランサス(現アルテルナンテラ?)などが良く知られている。
アルテルナンテラ(ツルノゲイトウ)属 Alternanthera メキシコからアルゼンチンにかけて約200種が分布している。一年草または多年草。この仲間にはアキランサスがある。旧学名をテランセラ(Telanthera)と呼んでいた。
ヒユ(アマランサス)属 Amaranthus 熱帯〜温帯にかけて約60種が知られている。ハゲイトウが花壇などによく利用される。
バッシア属 Bassia かつてコキアと呼ばれていた種類はこちらに移っています。21種が温帯域に自生が見られます。畑のキャビアと呼ばれるコキアはこの仲間。
セロシア(ケイトウ)属 Celosia 45種が熱帯〜温帯のアメリカやアフリカに自生している。最近良く目にするノゲイトウの仲間やカラフルなヤリケイトウの仲間がある。
センニチコウ属 Gomphrena 120種が熱帯〜温帯のアメリカ、オーストラリアと旧世界の熱帯域に自生している。花物や切花でセンニチコウが出回っている。
ハロサルキア属 Halosarcia 23種以上が知られほぼオーストラリアに分布するが1種がマレーシアにも自生している。最近はテクティコルニア属にまとめられているようだ。 テクティコルニアへ
イレシネ(マルバビユ)属 Iresine オーストラリア、中南米の熱帯域に約80種類ほどある。多年草が多い。観葉植物としてイレシネの名前で数種類が出回っている。
サリコルニア属 Salicornia 25種が知られ世界中に分布するが自生地はかなり限られている。オーストラリアやユーラシア大陸などに多く見られる。
サルココルニア属 Sarcocornia 現在はサリコルニア属へまとめられている。ただ、最近の分類を見ると分かれていないもしくは元に戻ったようにも見受けられる。詳細はいずれまたか?
ホウレンソウ属 Spinacia かつてはアカザ科でしたがAPG分類によりヒユ科にまとめられました。4種が南西アジアや北アフリカなどに分布する。野菜としてホウレンソウが栽培されている。
スアエダ属 Suaeda 110種が知られ世界に広く分布しているが海岸沿いや塩分の多い土壌のある場所に見られる。 スアエダへ
テクティコルニア属 Tecticornia 3種のみの属となっているが現在は上記のハロサルキア属がまとめられているようなので25種以上になっている。マレーシアに1種が知られほとんどがオーストラリアに自生している。テクティコルニアへ
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