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蘚類・苔類<せんるい・たいるい>


蘚類

アオギヌゴケ科  Brachytheciaceae
分類の困難な仲間らしい。多くの種がある。


ミュロクラダ属  Myuroclada
ネズミノオゴケが良く知られる。


アブラゴケ科  Hookeriaceae
約6属11種が知られる。
ツガゴケ属  Distichophyllum
山地の湿った場所にツガゴケが見られます。

アブラゴケ属  Hookeria
アブラゴケが小さくまとまって生えているのを見かけます。

イワダレゴケ科  Hylocomiaceae
約15属ほどが知られる苔。
イワダレゴケ属  Hylocomium
日本でもイワダレゴケが山地の林床に見られます。

エビゴケ科  Bryoxiphiaceae
エビゴケ属 Bryoxiphium
日本ではエビゴケ1種が知られる。

ギボウシゴケ科  Grimmiaceae
シモフリゴケ属  Racomitrium
広い範囲に自生しているエゾスナゴケがよく知られている。

キンシゴケ科  Ditrichaceae
ヤノウエノアカゴケ属  Ceratodon
世界に広く分布する苔の一つ。ヤノウエノアカゴケがよく知られている。

クサリゴケ科  Lejeuneaceae
ヒメクサリゴケ属  Cololejeunea
ヨウジョウゴケ
カビゴケ属  Leptolejeunea
熱帯域に多い苔の仲間。
カビゴケ
ゴヘイゴケ属  Ptychanthus
岩上から垂れ下がるシダレゴヘイゴケがある。

コウヤノマンネングサ科  Climaciaceae
コウヤノマンネングサ属  Climacium
山間部に見られるコケの仲間。コウヤノマンネングサが日本の山地に自生しています。

シッポゴケ科  Dicranaceae
世界では40属ほどが知られる。
ツリバリゴケ属  Campylopus
山野に見られるフデゴケがよく見られる。

シッポゴケ属  Dicranum
シッポゴケの仲間は繊細な細い葉をもち小さくまとまって群落を作る。

シノブゴケ科  Thuidiaceae
シノブゴケ属  Thuidium
シノブゴケの仲間へ

シラガゴケ科   Leucobryaceae
日本にも自生する苔類。よく知られるのは、ホソバオキナゴケ

スギゴケ科  Polytrichaceae
コケの仲間では蘚類に入ります。日本には約6属30種ほどある。

タチゴケ属  Atrichum
ナミガタタチゴケやヒメタチゴケなどが知られる。

ポゴナツム属  Pogonatum
この仲間はコスギゴケがある。


タチヒダゴケ科(Orthotrichaceae)
ミノゴケ属(Macromitrium)・・・ミノゴケがよく知られる。

タマゴケ科(Bartramiaceae)
タマゴケ属(Bartramia)・・・タマゴケが知られ人気がある。

チョウチンゴケ科  Mniaceae
Plagiomnium属
コツボゴケ

コバノチョウチンゴケ属  Trachycystis
コバノチョウチンゴケ

ツヤゴケ科  Entodontaceae
ツヤゴケ属  Entodon
林床などにエダツヤゴケが自生している。
サナダゴケ属  Plagiothecium
サナダゴケやオオサダゴケモドキが知られる。

ハイゴケ科  Hypnaceae
世界中で56属ある
ハイゴケ属  Hypnum
ハイゴケが有名で丈夫なので園芸や花材として様々な用途に使われている。

ハイヒモゴケ科  Meteoriaceae
17種ほど。
イトゴケ属  Barbella
日本にも見られる樹上から垂れ下がるコケの仲間。イトゴケの仲間へ

ハネゴケ科  Plagiochilaceae

ハリガネゴケ(カサゴケ)科   Bryaceae  
この仲間はほかの苔と違い比較的大きく目立つものが多い。大きな葉を傘のように広げるところからこの名前になったと思われる。また、この仲間には一番目にするギンゴケなどもある。日本には9属知られており、約60種ほどある。

ハリガネゴケ属  Bryum
ギンゴケが身近に見られる。

カサゴケ属   Rhodobryum
上記のように植物体が大きく葉を傘状に広げたようなのでこの名がある。日本には3種自生する。属名の語源はギリシャ語のrhodo「赤い」にbryon「苔」の意で茎の下部の鱗片状の葉が赤みを帯びるところから命名された。仲間にはカサゴケやカサゴケモドキがある。英名がrose moss と呼ばれているが、実物を見るとなんとなく納得。


ヒナノハイゴケ科  Erpodiaceae
ヒナノハイゴケ属  Venturiella
日本では樹皮上に見られるサヤゴケが知られる。

ヒノキゴケ科  Rhizogoniaceae
現在は11属77種前後知られており日本ではヒノキゴケがよく知られる。
ヒノキゴケ属  Rhizogonium
山地の林床などにみられる奇麗なコケでヒノキゴケが よく知られている。

ヒムロゴケ科  Pterobryaceae
ヒムロゴケ属  Pterobryum
この仲間にはヒムロゴケが知られている。

ヒラゴケ科  Neckeraceae
温帯〜熱帯域に分布する。
キダチヒラゴケ属  Homaliodendron
キダチヒラゴケが知られている。
リボンゴケ属  Neckeropsis
リボンゴケがよくみられる。

ホウオウゴケ科  Fissidentaceae
世界に広く分布する苔の仲間で、種が多く肉眼では分類が難しい種も多い。
ホウオウゴケ属  Fissidens
日本にも多くの種が知られる。ホウオウゴケやナガサキホウオウゴケ、トサカホウオウゴケなどが知られる。


ミズゴケ科  Sphagnaceae
温帯から寒帯に多く自生し特に湿原に多い。葉に当たる部分が多孔質なため水を多く含みやすい。
ミズゴケ属  Sphagnum
園芸用に使われているので乾燥したものを見たことがある人が多いだろう。実際には湿原等の湿った場所に多く自生するコケの仲間。日本には30種以上あるようだ。オオミズゴケが良く見られる。



苔類

アズマゼニゴケ科  Wiesnerellaceae
  ケゼニゴケ属  Dumortiera
ケゼニゴケ
が知られている。

ウスバゼニゴケ科  Blasiaceae
ウスバゼニゴケ属 Blasia
ウスバゼニゴケのみの属で北半球に広く分布している。

クモノスゴケ科  Pallaviciniaceae
クモノスゴケ属  Pallavicinia
湿った土の壁面もしくは法面などに見られるクモノスゴケが知られている。


ジャゴケ科  Conocephalaceae
ジャゴケ属  Conocephalum
ジャゴケを含む1属だけの科?

ジンガサゴケ科  Aytoniaceae
プラジオカスマ属  Plagiochasma
プラジオカスマ

スジゴケ科  Aneuraceae
スジゴケ属  Riccardia
クシノハスジゴケ

   ゼニゴケ科   Marchantiaceae
4属が知られている。
ゼニゴケ属  Marchantia
湿った少し硬くなった土壌の表面などに生えるのを見ることが多い。ゼニゴケはちょっと嫌われ者でもある。生態は意外に面白いようだが。


ムチゴケ科  Lepidoziaceae
約30属ほど知られる。
ムチゴケ属  Bazzania
この仲間にはムチゴケが知られる。

スギバゴケ属  Lepidozia
スギバゴケやフォーリースギバゴケが知られている。

ヤスデゴケ科  Frullaniaceae
ヤスデゴケ属 Frullania
山間部などで全体が黒っぽく見えるカラヤスデゴケが見られる。

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