蘚類・苔類<せんるい・たいるい>
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae 分類の困難な仲間らしい。多くの種がある。
ミュロクラダ属 Myuroclada ネズミノオゴケが良く知られる。
スギゴケ科 Polytrichaceae コケの仲間では蘚類に入ります。日本には約6属30種ほどある。
タチゴケ属 Atrichum ナミガタタチゴケやヒメタチゴケなどが知られる。
ポゴナツム属 Pogonatum この仲間はコスギゴケがある。
ハリガネゴケ(カサゴケ)科 Bryaceae この仲間はほかの苔と違い比較的大きく目立つものが多い。大きな葉を傘のように広げるところからこの名前になったと思われる。また、この仲間には一番目にするギンゴケなどもある。日本には9属知られており、約60種ほどある。
カサゴケ属 Rhodobryum 上記のように植物体が大きく葉を傘状に広げたようなのでこの名がある。日本には3種自生する。属名の語源はギリシャ語のrhodo「赤い」にbryon「苔」の意で茎の下部の鱗片状の葉が赤みを帯びるところから命名された。仲間にはカサゴケやカサゴケモドキがある。英名がrose moss と呼ばれているが、実物を見るとなんとなく納得。
ホウオウゴケ科 Fissidentaceae 世界に広く分布する苔の仲間で、種が多く肉眼では分類が難しい種も多い。 ホウオウゴケ属 Fissidens 日本にも多くの種が知られる。ホウオウゴケやナガサキホウオウゴケ、トサカホウオウゴケなどが知られる。
ミズゴケ科 Sphagnaceae 温帯から寒帯に多く自生し特に湿原に多い。葉に当たる部分が多孔質なため水を多く含みやすい。 ミズゴケ属 Sphagnum 園芸用に使われているので乾燥したものを見たことがある人が多いだろう。実際には湿原等の湿った場所に多く自生するコケの仲間。日本には30種以上あるようだ。オオミズゴケが良く見られる。
苔類 アズマゼニゴケ科 Wiesnerellaceae ケゼニゴケ属 Dumortiera ケゼニゴケが知られている。 ウスバゼニゴケ科 Blasiaceae ウスバゼニゴケ属 Blasia ウスバゼニゴケのみの属で北半球に広く分布している。 クモノスゴケ科 Pallaviciniaceae クモノスゴケ属 Pallavicinia 湿った土の壁面もしくは法面などに見られるクモノスゴケが知られている。 ジャゴケ科 Conocephalaceae ジャゴケ属 Conocephalum ジャゴケを含む1属だけの科? ジンガサゴケ科 Aytoniaceae プラジオカスマ属 Plagiochasma プラジオカスマへ スジゴケ科 Aneuraceae スジゴケ属 Riccardia クシノハスジゴケ ゼニゴケ科 Marchantiaceae 4属が知られている。 ゼニゴケ属 Marchantia 湿った少し硬くなった土壌の表面などに生えるのを見ることが多い。ゼニゴケはちょっと嫌われ者でもある。生態は意外に面白いようだが。 ムチゴケ科 Lepidoziaceae 約30属ほど知られる。 ムチゴケ属 Bazzania この仲間にはムチゴケが知られる。 スギバゴケ属 Lepidozia スギバゴケやフォーリースギバゴケが知られている。 ヤスデゴケ科 Frullaniaceae ヤスデゴケ属 Frullania 山間部などで全体が黒っぽく見えるカラヤスデゴケが見られる。
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