世界に広く分布しており90属約1635種くらいがある。この中には藍染めに使う藍やハーブのボリジ、花壇などに使うワスレナグサやアンチューサが含まれている。花序は牽牛、円錐、散房などがあり5弁の合弁花。現在いくつかの属はそれぞれ別の科が作られそちらに移っているものもある。
アンチューサ(ウシノシタグサ)属 Anchusa 南ヨーロッパ、アフリカ、コーカサス、アジアに自生する多年草で約35種ほどが知られている。葉には毛が生えている。花は集散花序で青系と白が多い。 アンチューサへ
アルグシア属 Argusia
ハナイバナ属 Bothriospermum 5種が知られており北東アジア〜熱帯アジアにかけて分布している。日本にはハナイバナが自生しています
イヌムラサキ属 Buglossoides 現在はムラサキ属にまとめられています。
コルディア属 Cordia カキバチシャノキ科になっています。
シノグロッサム(オオルリソウ)属 Cynoglossum 世界の温帯域に約75種ほど分布する草本性の植物。シナワスレナグサが春になると売られている。
チシャノキ属 Ehretia 現在はムラサキ科からチシャノキ科(Ehretiaceae)に分けられています。
ヘリオトロピウム属 Heliotropium 現在はキダチルリソウ科(Heliotropiaceae)に分類されています。
リトドラ属 Lithodora 7種がフランス北西部〜地中海西部にかけて自生する。日本では鉢物でミヤマホタルカズラが販売されている。
ムラサキ属 Lithospermum 主に北半球に約45種が自生する。日本には染料や薬用に利用されてきたムラサキがある。
メルテンシア属 Mertensia 45種が北半球に自生する。日本にもエゾルリソウが自生している。
スナビキソウ属 Messerschmidia 現在はArgusia属へ移行?
ワスレナグサ(ミオソティス)属 Myosotis ヨーロッパやニュージーランドなどの温帯に50種が分布しているが栽培されているのはM.alpestris(ワスレナグサ)とM.scorpioidesのみ。1〜2年草、もしくは多年草。属名の意味は「はつかねずみの耳」でその葉の形からきている。
ノネア属 Nonea 42種が知られ地中海地方に分布する。一部が観賞用に育てられている。日本にもキバナムラサキが時折見られる。
オンファロデス属 Omphalodes 30種が知られ、ユーラシア大陸の温帯域やメキシコなどに分布する。日本でもオンファロデスの名前で花物が販売されている。
ヒレハリソウ(シンフィツム)属 Symphytum 35種がヨーロッパを中心に自生が見られ、地中海沿岸やコーカサス地方にも自生する。代表的なものはコンフリーで一時健康野菜でややブームになったことがある。
キュウリグサ属 Trigonotis 道端など明るい場所でよく見かけるワスレナグサに似たキュウリグサ。結構かわいい花です。東ヨーロッパや中央アジア、ニューギニアなどに約50種ほど知られています。
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