ツツジの仲間は世界に126属3995種余り知られ、皐月やシャクナゲ、アセビ、鉢物ではアザレア、エリカ、果樹ではブルーベリーやコケモモなどがある。主に温帯域や寒帯に多く、ついで亜熱帯や熱帯の山地に分布している。日本には約22属90種くらいある。近年の分類法でイチヤクソウ科、シャクジョウソウ科、エパクリス科、ガンコウラン科などがツツジ科にまとめられています。これにより126属3995種に変わっています。
アンデルソニア属 Andersonia 22種がオーストラリア南西部に分布する。 アンデルソニアへ
アルブツス属 Arbutus 北アメリカ東部やヨーロッパ東南部〜地中海沿岸地帯に約14種が知られている。イチゴノキが庭木として花時に販売される。
カルーナ(ギョリュウモドキ)属 Calluna 北ヨーロッパ〜小アジアに1種のみが荒地などに自生し広く繁茂している。非常に多くの品種がある。 カルーナへ
ドウダンツツジ属 Enkianthus 庭木としてよく利用されるドウダンツツジやサラサドウダンがこの仲間。日本〜ヒマラヤにかけて約13種ほどが知られている。
エパクリス属 Epacris 40種が知られておりオーストラリア西南部、ニュージーランド、ニューカレドニアに分布する。一部の種がエパクリスの名前で販売されている。以前はエパクリス科だったが現在はツツジ科へまとめられている。
エリカ属 Erica 南アフリカのケープ州に多数自生しており、他地中海沿岸やヨーロッパにも見られる。全体で約700種以上ある。ヨーロッパではひースガーデンなどに利用され早くから園芸に取り込まれていた。日本にもジャノメエリカを始め多くの種類が見られるようになった。
カルミア属 Kalmia 7種が北アメリカに自生する。庭木としてカルミアが知られている。
イソツツジ属 Ledum 現在はツツジ属に含まれているようだ。
ネジキ属 Lyonia 35種がアジア東部や北アメリカ東部などに分布する。日本では山野にネジキが見られる。
ギンリョウソウ属 Monotropastrum 2種のみが知られておりアジア東部とスマトラ島に分布する。日本にはギンリョウソウが自生している。かつてはイチヤクソウ科→ギンリョウソウ科となっていましたが現在はツツジ科へまとめられています。
アセビ属 Pieris 日本の山地に生える低木。約7種が東アジアやアメリカに自生する。白いスズラン状の花が特徴のアセビが庭木として利用されている。
イチヤクソウ属 Pyrola 北半球に多く分布し35種が自生する。イチヤクソウが知られています。
ロードデンドロン(ツツジ)属 Rhododendron 北半球温帯、熱帯高山などに分布しており、特に日本や中国に多い。約850種ほどが知られており、低木、高木にそれぞれ落葉性、常緑性のものがある。シャクナゲ、ツツジ類とこの中でもさらに園芸品種として多くの種類があり趣味や公園緑化・ガーデニングの素材などいろいろなところで我々の眼を楽しませてくれています。 シャクナゲ類
スフェノトマ属 Sphenotoma 6種が知られオーストラリア西南部に分布しています。 スフェノトマへ
スティフェリア属 Styphelia 15種が知られており、ハワイに固有種がみられるほかほとんどがオーストラリア南部に分布する。 スティフェリアへ
コケモモ属 Vaccinium この仲間は約20種ほどがあり、コケモモやブルーベリーがこの仲間です。果実は多くの種類が食べれる。
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