ほとんどが多年草、一部一年草と木本がある。双子葉植物離弁花類、花弁は五枚、果実は通常乾果。葉は互生し羽状葉、花は散形花序となる。寒帯から温帯に分布し世界に434属3780種がありそのうち日本には約30属80種くらい。。切花ではレースフラワーやブルーレースフラワー、ハーブやスパイスとしてコリアンダーやキャラウェイ、野菜としてニンジンやセロリなどがあり、有用植物が多い。近年の分類方法によりチドメグサ属、トラキメネ属などがウコギ科へ移っています。
アクティノツス属 Actinotus 18種が知られ1種がニュージーランドにも生えるが、そのほとんどがオーストラリアの自生種です。フランネルフラワーの名前で切花や鉢物でも販売されている。
シシウド(アンゼリカ)属 Angelica 北半球に多くニュージーランドのも自生する多年草で約110種ある。野菜とし利用したりハーブ、漢方などで利用されるものがある。日本ではアシタバが山菜に、漢方ではトウキなどが利用されている。
アピウム属 Apium 25種が知られており温帯や暖帯のアメリカ南部に多く分布しており一部がオーストラリアなどにも見られる。 アピウムへ
ミシマサイコ属 Bupleurum 180〜190種が知られている。ユーラシア大陸に多く分布し、一部が北アフリカやカナリア諸島や北アメリカなどに自生している。日本ではミシマサイコなどがあり、ブプレウルムの名前で切り花でも販売されている。
ドクゼリ属 Cicuta 8種が北半球に分布する。日本にはドクゼリがありその他の仲間も皆、毒草のようです。
コニウム属 Conium 6種がユーラシア大陸温帯に分布する。有名なものはドクニンジンで日本にも帰化植物として生えている。
セリ属 Cryptotaenia 6種が北半球と熱帯アメリカなどに分布する。日本でも山野に自生するミツバがあり古くから栽培されてきた。
ニンジン属 Daucus 22種が知られヨーロッパや地中海沿岸地方、中央アジアなどに分布する。野菜としてニンジンが世界広く栽培されている。
ウイキョウ属 Foeniculum 5種ほどがアジア圏に分布する。ウイキョウが知られ、ハーブ、ガーデニング、切花などによく使われている。
ハナウド属 Heracleum 65種が北半球に広く分布しています。草本性で二年草〜多年草が多い。日本でもハナウドが明るい草地などに見られます。
チドメグサ属 Hydrocotyle 現在は新分類によりウコギ科へ移っています。
マルバトウキ属 Ligusticum 40〜50種が知られ寒帯などの北方に広く分布しています。一部が薬用に用いられています。 マルバトウキの仲間へ
セリ属 Oenanthe 40種が北半球に分布している。一部はインド諸島やオーストラリア、熱帯アフリカにも自生が見られる。日本にもセリが春の山菜として有名。
パスティナカ属 Pastinaca 14種がユーラシア大陸の温帯域に分布する。日本ではパースニップと呼ばれるハーブが知られている。
ペンタペルティス属 Pentapeltis 現在はクサントシア属にまとめられています。
オランダゼリ属 Petroselinum この仲間はパセリがある。地中海沿岸に分布。
カワラボウフウ属 Peucedanum 120種ほどが知られておりユーラシア大陸や熱帯アフリカや南アフリカなどに分布する。日本ではボタンボウフウなどが自生する。
ウマノミツバ属 Sanicula 39種がほぼ全世界に分布している。日本でもウマノミツバなどが山野に見られる。
ボウフウ(サポシニコヴィア)属 Saposhnikovia ボウフウのみの属でアジア北西部などに分布している。根を薬用として利用されている。
イブキボウフウ属 Seseli 120種ほどが知られており、ヨーロッパ〜中央アジア、熱帯アフリカ北部などに分布している。日本にはイブキボウフウが自生している。
ヤブジラミ属 Torilis 15種がカナリー諸島、地中海沿岸、アジア東部などに分布しています。日本でもヤブジラミなどが山野に見られます。
クサントシア属 Xanthosia 25種がオーストラリアに分布しています。サザンクロスが有名で、英名のとおりに花序が十字になっています。
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