主に温帯に分布し双子葉植物の中では系統的に最も進化した植物といわれ、約1620属2万3600種ある。一年草、多年草、低木、高木、つる性、多肉質のものなど多岐にわたり、またその生育地により多くの種や個体差、変異種がある。観賞植物としてまたハーブや山野草、野菜など多くのものを目にする機会の多い植物群。通常は頭状花序で一つの花に見えるが実は小さな花が沢山寄り集まっている。
アキレア(ノコギリソウ)属 Achillea 北半球の温帯から寒帯にかけて約85種ほどが知られており、そのうち8種ほどが日本に自生している。属名はギリシャ神話で有名な英雄アキレスに因んでいる。この仲間のほとんどが多年草です。日本に自生するノコギリソウや海外から切花や花壇用として入ってきたセイヨウノコギリソウがある。
アゲラティナ属 Ageratina 290種がアメリカ東部、中央〜南アメリカにかけて分布している。園芸用に持ち込まれたものが雑草化して有害植物となっている、アゲラティナ・リパリアなどがある。
アゲラタム(カッコウアザミ) Ageratum 熱帯アメリカに約60種ほど自生している。一年草、多年草、低木などがある。属名は「古くならない」の意で花色があまりあせないことから来ています。この中には花壇や切花に使うアゲラタムやカッコウアザミが含まれます。
モミジハグマ属 Ainsliaea 40種が東アジアからマレーシア西部などに分布する。日本でもモミジハグマなどが自生している。
ブタクサ属 Ambrosia 43種ほどがほぼ全世界に分布しており、帰化植物としても広がっている。ブタクサなどが花粉症を引起す植物として問題になっている。
ヤマハハコ(アナファリス)属 Anaphalis 110種がアジアや北アメリカに分布する。日本ではカワラハハコやヤマハハコが自生している。
アンギアンツス属 Angianthus 18種がオーストラリア南部に分布している。 アンギアンツスへ
アンテンナリア属 Antennaria アフリカを除く世界の温帯域に71種が自生する。日本にもエゾノチチコグサなどが自生する。
アンテミス属 Anthemis ヨーロッパやコーカサス地方に分布。ダイヤーズカモミールがこの属に含まれる。
アルクトテカ属 Arctotheca 4種が南アフリカに分布しておりアルクトテカ・カレンジュラが広く帰化植物として広がっている。
アークトチス属 Arctotis 南アフリカに約50種が知られている。ジャノメギクやアークトチスがよく使われている。
アルゲンティパリウム属 Argentipallium 6種が知られ、オーストラリアに分布する。 アルゲンティパリウムヘ
アルギランセマム属 Argyranthemum カナリア諸島を中心に22種が知られる。マーガレットがこの属に含まれる。
ヨモギ(アルテミシア)属 Artemisia 北半球に多く自生する植物で約350種ある。ヨーロッパ〜中国にかけて一番多く産し他、日本、南アフリカやアメリカに自生する。薬草やハーブとして利用されたり、ロックガーデンに使われている種類もある。日本では草もちやもぐさに使うヨモギが有名。ガーデング用に数種類が栽培されている。
シオン(アスター)属 Aster 250種が知られており、アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アフリカなどに自生する草本性の植物。野趣あふれる草として利用されたり、アスターの名前で園芸用に改良されているものまであります。野生のアスター
ベルランディエラ属 Berlandiera 南米とメキシコに4種が自生する。販売されているものはチョコレートの香りがするチョコレートフラワーだけのようだ。
ビデンス(センダングサ)属 Bidens 世界各地に約220種ほどが分布している。日本にも帰化植物として定着しているものがある。この仲間は草本性で一年草もしくは多年草。属名はラテン語のbis「2」とdens「歯」からなっており種の先端に2本の刺があることによる。園芸ではウィンターコスモスなどがあり、帰化植物ではセンダングサなどがある。
ツルハグマ属 Blumea 100種が旧世界の熱帯域に広く分布しています。日本でもオオキバナムカシヨモギが沖縄などに自生しています。
ブラキカム属 Brachycome 南半球の温帯に自生する多年草〜一年草。約66種類がオーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニア、ニューギニアに自生している。少し前までは一年草タイプが出回っていたが、最近は多年草が白〜ピンク〜青紫など数種類が出回っている。商品名はどちらもブラキカムで流通している。
コウモリソウ属 Cacalia 現在はParasenecio属にまとめられています。
エゾギク(カリステフス)属 Callistephus 一属一種で、中国が原産地です。日本ではアスターはこちらの種類をさしますが、本来のアスターは孔雀草や友禅菊をさしています。
カロケファルス属 Calocephalus オーストラリアに約15種ほどが自生している。一年草や多年草もしくは低木がある。属名はギリシャ語のkalos「美しい」とkephale「頭」からなっている。鉢物ではクッションブッシュが販売されている。
カリプトカルプス属 Calyptocarpus グアテマラ〜テキサスにかけて3種類が自生している。一部の種類が熱帯地方で帰化植物として繁殖している。 カリプトカルプスへ
カルドゥス属 Carduus 91種が知られユーラシア大陸、地中海沿岸地方、、東アフリカなどに広く分布する。アザミの仲間に似ている。 カルドゥスへ
ヤブタバコ属 Carpesium 25種がユーラシア大陸、オーストラリア、インド洋周辺などに分布する。日本にもガンクビソウなど数種類が自生している。
カルサムス属 Carthamus 17種ほどが地中海沿岸地帯や中央アジアなどに自生している。日本には古い時代に入ってきたベニバナが一番利用されている。
ケンタウレア属 Centaurea 500種が知られ、特に地中海沿岸地帯に多いようだ。ユーラシア大陸北部には数種類があり、他オーストラリアや北アメリカにもある。花を観賞したり、薬用として利用されている種類もある。ヤグルマギクが花壇などで植栽される。
トキンソウ属 Centipeda 5種が知られ日本、太平洋周辺、インドシナ周辺、マダガスカルなどに分布する。日本ではトキンソウが生えている。
カミツレ属 Chamaemelum 2種が知られており、地中海沿岸地方やカナリー諸島などに分布するローマンカモミールがこの属に含まれる。
キク(クリサンセマム)属 Chrysanthemum 一年草から多年草があり、数種がヨーロッパや西アフリカに自生している。日本で栽培されているキクなどはデンドランセマ属(Dendranthema)に分けられていたがまた、クリサンセマム属に戻っている分類の世界は忙しいねぇ。属名の意味は「金の花」の意。春菊や花輪菊などが含まれる。また、野生ではイソギクやノジギクなどがある。 園芸にみられる菊の仲間
キクニガナ属 Cichoriam 7種がヨーロッパ、地中海沿岸地方、エチオピアなどに分布する。チコリの名前で野菜として利用されている。
クニクス属 Cnicus 現在はケンタウレア属に含まれている
コレオステフス属 Coleostephus クリサンセマム・ムルチコーレがこの属になります。3種ほどが知られており西ヨーロッパや北アフリカなどに自生しています。
イズハハコ属 Conyza 60種が知られ温帯から暖帯などに広く分布する。日本では沖縄などにイズハハコが自生する。以前エリゲロン属だったオオアレチノギクなど一部の種がこちらにまとめられています。
コレオプシス属 Coreopsis アメリカや熱帯アフリカに自生する草本性の植物で250種以上あるとされる。一年草〜多年草がある。属名は種の形からきており、ギリシャ語のナンキンムシ(Koris)と似る(opsis)の組み合わせによる。この仲間にはキンケイギクやハルシャギクがある。
コスモス属 Cosmos 26種が熱帯〜温帯のアメリカに自生が見られ、メキシコなどに多いようだ。コスモスやキバナコスモスが花壇や地方ではコスモス街道と呼ばれるように晩夏から晩秋にかけて道を彩るように植えているところもあります。
コツラ属 Cotula 約60種あり南半球の北アフリカ、メキシコなどに自生している。耐寒性があるが日本の高温多湿には厳しいかも。 コツラの仲間へ
クラスペディア属 Craspedia 11種がオーストラリアとニュージーランドに分布しています。切花でクラスペディアの名前で販売されています。
クラッソケファルム属 Crassocephalum 24種が温帯アフリカ〜イエメンにかけて自生が見られる。日本にも帰化植物としてベニバナボロギクがある。
アゼトウナ属 Crepidiastrum 15種がアジア東部に広く分布する。日本ではワダンやホソバワダンが知られる。
モクビャッコウ属 Crossostephium アジア東部に1種のみがある。以前はアルテミシア(ヨモギ)属になっていたようで現在はこちらの属に分かれている。モクビャッコウが園芸で利用されており丈夫。
チョウセンアザミ属 Cynara 地中海沿岸に多く自生する種類で約8種あるとされる。野菜で花の若い蕾を利用するアーティチョークが有名。
ダリア(テンジクボタン)属 Dahlia メキシコを中心にコロンビアなど中央アメリカに29種が自生しています。ダリアは鉢物用の矮性品種から巨大輪で畑や花壇でがっちりと大きく育つものまであります。
ブクリョウサイ属 Dichrocephala 4種が旧世界の熱帯に広く分布しています。日本ではブクリョウサイが沖縄などに見られます。
エキナセア属 Echinacea 北アメリカなどに約9種知られている。園芸ではエキナセアやムラサキバレンギクの名前で販売されている。属名はギリシャ語のハリネズミ「echinos」からなっており、花を見ると妙に納得。
タカサブロウ属 Eclipta 4種が旧世界の温帯域に自生する。アメリカ両大陸などにも自生する種類もあり、自生地の範囲はかなり広いようだ。日本にもタカサブロウが自生する。
ミズミグサ属 Elephantopus 12〜15種ほどが知られ、熱帯から温帯にかけて分布する。日本には沖縄などにシロバナイガコウゾリナが帰化しています。
ウスベニニガナ属 Emilia 100種ほどが旧世界の熱帯域〜温帯にかけて自生する。一部の種類が帰化植物として一部の地域に広まっているようだ。 Emiliaへ
エリゲロン(ムカシヨモギ)属 Erigeron 世界各地に広く分布しており、日本にも一部の種が帰化植物として定着しています。約200種ほどあります。草本植物で多年草、一年草とあります。仲間には園芸で販売されているエリゲロンや各地で雑草化しているヒメジョオンなどが知られています。属名の由来はギリシャ語のeri「早い」とgeron「老人」からきており開花後にすぐ実をつけて冠毛が目立つようになるからのようです。
エウパトリウム属 Eupatorium ユーラシア大陸やアメリカ東部などに約45種類が自生する。園芸植物としても多く見られるが、秋の七草のひとつであるフジバカマが良く知られている。
ユリオプス属 Euryops 97種ほどが知られており、南アフリカに原産が多くほかアラビア半島やソコトラ島などにも自生が見られる。ユリオプスデージーが一番育てられており、コンテナや庭園などに植栽されている。
ツワブキ属 Farfugium 日本と中国・台湾に自生する常緑の多年草。仲間は3種でツワブキが庭園などの下草としてよく利用されている。
テンニンギク(ガイラルディア)属 Gaillardia 約30種の仲間がアメリカにあり、それぞれ北アメリカに約26種、南アメリカに2種類ほど自生しています。草本性で一年草や多年草。属名は18世紀の植物学者の後援者であるガイヤール・ド・シャラントノー氏に由来します。 ガイラルディアへ
コゴメギク属 Galinsoga 13種ほどが温帯〜亜熱帯にかけて自生が見られる。特に中央〜南アメリカに多いようだ。よく見られるのは帰化植物のハキダメギク。
ガザニア属 Gazania 南アフリカに約16種が知られている。由来はギリシャのテオフラストスやアリストテレスの著作をラテン語に翻訳したガザのテオドールの名前にちなんでいます。 ガザニアへ
ギムナスター属 Gymnaster =ミヤマヨメナ属
ギヌラ(サンシチソウ)属 Gynura 40種が知られており旧世界の熱帯域などに広く分布する。一般にはギヌラの名前で知られる観葉植物が販売されています。
ヒマワリ(ヘリアンサス)属 Helianthus 北アメリカに約50種ある。代表的なものはヒマワリで、花は切花に、種子は油や食用などに用いられる。
ヘリクリサム属 Helichrysum 約600種が南アフリカ、ヨーロッパなど旧世界の温帯域に多く見られる。花を観賞するもの葉を鑑賞するものなどがあり、それぞれ園芸上とても貢献している種類が多い。
キクイモモドキ属 Heliopsis 15種が熱帯アメリカの高原などに分布するようだ。切花などでキクイモモドキが見られる。
ミヤマコウゾリナ(ヒエラキウム)属 Hieracium 約90種ほどが世界中に自生しているといわれている。最近ウズラバタンポポなどが外来種として増えつつあるようだ。
ヒヤロカラミス属 Hyalochlamys 1種のみが知られ、ヒ・グロブリフェラが西オーストラリアに自生している。
オグルマ属 Inula 90種が旧世界の温帯から暖帯にかけて自生する。草本性。日本では湿地などにはえるものが多いようで、カセンソウやミズギクなどがある。また、エレキャンペーンの名でハーブとして利用されているものもある。
センボンヤリ属 Leibnitzia 4種がアジア南部や東部に自生する。日本にもセンボンヤリが野山で見ることができる。
レプティネラ属 Leptinella 33種がニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに多く分布しています。もとはコツラ属で、そこから分かれたようです。
レウカンセマム属 Leucanthemum 以前はクリサンセマム属だったノースポールやシャスターデージーがこちらの仲間です。ヨーロッパやアジアに約33種が自生しています。
メタカラコウ(リグラリア)属 Ligularia 125種がユーラシア大陸の温帯息に分布している。草本性で多年草。日本にもメタラコウやハンカイソウが自生する。
シカギク属 Matricaria 南アフリカ、地中海沿岸、アジアに5種ほどが分布。属名は「子宮」や「母」を意味しており、婦人病の薬草として使われてきたことから。ジャーマンカモミールが含まれる。近年Camomilla属とする説もある。上にあるカミツレ属とは綴りが違うけど?????なぜ?。鉢物で売られているマトリカリアは現在別属のTanacetum属になっています。
メランポジューム属 Melampodium アメリカ南部の熱帯域に約30種類が知られる。草本類。
ミカニア属 Mikania 430種が熱帯域に多く自生している。日本ではミカニア・テルナータだけ(?)が販売されている。これだけ種類があるからいずれは何かしらでてくるかも。
ミヤマヨメナ属 Miyamayomena 約6種ほどが東アジアに自生している。日本ではミヤマヨメナの園芸品種のミヤコワスレがよく栽培されている。
ハマギク属 Nipponanthemum 日本に自生するハマギクのみの属。
オエデラ属 Oedera 18種が南アフリカに分布する。園芸でオエデラの名前で1種だけが販売されている。
オレアリア属 Olearia 180種が知られそのほとんどがオーストラリアに自生し他、ニュージーランドなどにも分布する。日本でも最近オレアリアの名前でガーデニング商材として見かけるようになった。
オステオスペルマム属 Osteospermum 65種が南アフリカ〜アラビア半島にかけて分布している。草本性の植物だが低木状に育つものもあるようだ。園芸でも鉢物で春先にオステオスペルマムの名前で販売されている。現在多くの交配品種が作られており、花色も豊富になってきました。
オトンナ属 Othonna 140種が知られ熱帯アフリカ〜南アフリカやオーストラリアに分布する。低木状に育つものから多年草などがある。日本では多肉植物などのシゲツなどが園芸店で見られる。
コウモリソウ属 Parasenecio 60種が知られ東アジアからアラスカなどに分布する。日本でも山地にモミジガサやカニコウモリが自生している。
パルテニウム属 Parthenium 16種が北アメリカに分布している。パルテニウム・ヒステロフォルスが色々なところに帰化しており害草として名をはせているようだ。
ペリカリス属 Pericallis 15種ほどが知られており、いく種類かの交配により鉢花のサイネリアが販売されている。
コウヤボウキ属 Pertya 15種がアフガニスタン〜日本にかけて分布する。日本には山野にコウヤボウキなどが自生する。
フキ属 Petasites 19種が北半球に自生が見られる。日本にはフキやアキタブキなどがあり、春の山菜としても知られている。
コウゾリナ属 Picris 40種がヨーロッパ、地中海沿岸、アジア、オーストラリア北部、アフリカなどに自生する。日本にもコウゾリナが道端で黄色い花を咲かせている。
プレコスタキス属 Plecostachys ヘリクリサム属から分かれた属のようです。2種が南アフリカに自生しています。園芸用にミニヘリクリサムの名で販売されています。
プラクセリス属 Praxelis 14種が知られており熱帯アメリカに分布する。 プラクセリスへ
ローダンセ属 Rhodanthe オーストラリアに46種が自生する。ローダンセの名前で古くからドライフラワーとして利用されている種類や、ハナカンザシの流通名で花苗が販売されている。
ローダンセマム属 Rhodanthemum スペイン、モロッコ、アルジェリアに約12種ほど自生しています。クリサンセマム・マウイが栽培されています。
ルドベキア属 Rudbeckia 15種が北アメリカに分布している。数種類が帰化植物として広がっている。また、観賞用に栽培されている品種もある。ルドベキアへ
サントリナ属 Santolina 地中海沿岸の南ヨーロッパから北アフリカの乾燥地帯に約18種ほど分布し、石の多い山地に自生している。 サントリナへ
サンビタリア属 Sanvitalia 5種が中央アメリカ〜アメリカ南西部に分布する。園芸ではサンビタリアの名前でいくつか販売されています。
トウヒレン(サウスレア)属 Saussurea 300種近く知られており、ユーラシア大陸に分布する。特にアジア圏に多いようだ。日本にも多く自生しており、ミヤコアザミやキントキヒゴタイなどが生えている。
セネシオ(サワギク)属 Senecio 世界各地に分布していて約2000種位ある。高木、低木、多年草、多肉植物までがあり多種多様だ。グリーンネックレスや白妙菊がふくまれる。属名はラテン語のsenex「老人」からきている。
マリアアザミ(シリブム)属 Silybum 2種が地中海沿岸からヨーロッパにかけて自生が見られる。古くからオオアザミが肝臓などの薬草として利用されている。
アキノキリンソウ(ソリダゴ)属 Solidago 80種が北アメリカを中心に分布している。セイタカアワダチソウが花粉症などの原因として嫌われており、各地で野生化している。アキノキリンソウは山野などに見ることができる。
ノゲシ属 Sonchus ユーラシア大陸などに約62種が自生しています。ノゲシなどが各地でみる事ができます。
スピランテス属 Spilanthes 6種が熱帯域に分布する。オランダセンニチがハーブや観賞用で栽培されているが、現在はアクメラ属になっている。
スティッフィティア属 Stifftia 6種がブラジルやギアナなどの南米の一部の地域に分布する。ス・フルティコーサをスリランカではじめて見ました。
ステイロディスカス属 Steirodiscus 5種が南アフリカに自生する。ステイロディスカスの名前で花苗が春に販売されている。
ストケシア(ルリギク)属 Stokesia 北アメリカ南部に1種だけがある。切花などに使われるストケシアがある。
フシザキソウ属 Synedrella 2種が熱帯アメリカに熱帯アメリカに分布しており、フシザキソウが広く熱帯地方に帰化している。
ヤマボクチ属 Synurus 数種のみの属でアジア東部や日本に自生する。山野にオヤマボクチやハバヤマボクチが自生している。
マンジュギク(タゲテス)属 Tagetes 熱帯アメリカを中心に約50種ほどが知られています。花壇やプランターなどで栽培されるマリーゴールドやハーブとして利用されているレモンマリーゴールドなどがあります。
タナセツム属 Tanacetum コーカサスから西南アジア、バルカン半島に分布する多年草。マトリカリアや除虫菊などが含まれます。昔はシカギク属(Matricaria)に含まれていた。
タンポポ属 Taraxacum 春の風物詩のタンポポ。最近はセイヨウタンポポが多くみられるようになったがやはり春に開花が多い。60種類ほどが温暖な地域に自生している。
チトニア属 Tithonia 11種が知られ南西アメリカ〜中央アメリカに分布しています。メキシコヒマワリが栽培されています。
トリダックス属 Tridax 30種がアメリカやメキシコなどに分布する。日本ではコトブキギクが帰化している。
Tussilago ヨーロッパ、西アジア、北アフリカなど。フキタンポポ(コルツフット)がある。
ベルノニア属 Vernonia 500種も知られている植物で、主に旧世界の熱帯域や北アメリカの暖地などに多いようだ。一部が園芸用に種子で販売されているようですが日本ではどうなんでしょう???ベルノニアへ
ワイトジア属 Waitzia 5種が南部と西部のオーストラリアに分布する。花びらはかさかさしていてドライフラワーのようです。 ワイトジアへ
ウェデリア属 Wedelia 100種が熱帯〜温帯にかけて分布している。ウェデリア・トリロバータがグランドカバーで利用されているが熱帯地方では帰化植物として広がりつつある。
オナモミ属 Xanthium 3種が知られており世界に広く分布している。日本には古い時代に入ったといわれるオナモミがあるが、よく見かけるのはオオオナモミのようだ。
オニタビラコ属 Youngia 40種がアジアに分布しており日本にもオニタビラコが道端や野原で見ることができる。
ジニア(ヒャクニチソウ)属 Zinnia 南北アメリカに11種が自生する。ヒャクニチソウを含めこれらの原種数種類との交雑により多くの品種が作られている。
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